詳細

葡萄
 ( ブドウ )

技法 リトグラフ
素材 紙,インク
大きさ 33.0×25.3
制作年 1942
作家名 ピエール・ボナール
所蔵館 美術館
 大きな皿に、こぼれおちそうなほどの果物が盛りつけられている。それらの実が十分に熟していることを示す赤やオレンジ、その下に透ける新鮮さを示す緑。みずみずしい色彩は、視覚以外の感覚にも訴える。
 ボナールが好んで描いた、日常の食卓の一隅である。斜め上から見下ろす視点で描かれているため、果物を入れた皿はほぼ円形に近く表され、テーブルの縁は画面の高い位置にある。こうした俯瞰(ふかん)の視点はボナールの静物画にしばしば見られ、独特の画面構成を作り出す要素の一つとなっている。

関連情報

ピエール・ボナール  ( Pierre BONNARD )
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作家名 ピエール・ボナール
欧文 Pierre BONNARD
生地 フランス
生年 1867
没年 1947