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本庄の石仏
 ( ほんじょうのせきぶつ )

指定者
種別 史跡
指定年月日 S8.12.5
所在地 国富町大字嵐田字小岩ノ下823の14
 石仏は、国富町本庄の高台から大淀川を隔て、南西の方角約3㎞の田尻地区にある。松森山と呼ばれる丘陵の中腹の岸壁に彫られた磨崖仏で、地上から光背上端まで約5.7m、肩幅約1.6mと巨大な大仏である。下半身が摩滅し、左手が欠けているため阿弥陀如来との区別が付きにくいが、薬師如来像だとされている。この左右には、六観音とみられる五体の小像の痕跡があり、大仏とともに鎌倉時代末期の制作といわれている。松森山には、かつて日羅上人が開山した龍室山松森寺があり、本尊薬師如来石仏と脇尊の六観音の小像仏、仁王像、また参道に十三仏など、その他多くの石仏群が存在していたことが「高岡名勝誌」ならびに口碑により伝えられている。

他の画像

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