詳細

東麓石窟仏
 ( ひがしふもとせっくつぶつ )

指定者
種別 史跡
指定年月日 S32.12.15
所在地 小林市野尻町東麓
石窟仏は、小林市野尻庁舎(旧野尻町役場)から東へ800mの国道268号線の道路下にある。石窟の大きさは、高さ138㎝、幅184㎝、奥行き166㎝で、形は楕円形のドーム状である。仏像は、その奥壁に浮き彫りされている。仏像の構成と配置は、薬師如来を真中に日光菩薩、月光菩薩の両脇侍、十二神将が左右6体ずつという左右対称形をとり、さらに、これらを拝する供養者男女も、入り口左右に1体ずつ、家形の中に配されている。像高は、薬師如来が65.2㎝、両脇侍は42.5㎝、十二神将は40~50㎝、供養者は男性が座高30㎝、女性が23㎝である。制作した仏師は不明であるが、制作年代には諸説があり、鎌倉時代後期から室町時代にかけてのいずれかの時期である。

他の画像

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