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高千穂神社本殿

 ( たかちほじんじゃほんでん )

指定者
種別 重要文化財
指定年月日 H16.7.6
所在地 高千穂町大字三田井1037
 創建は垂仁天皇の頃と言われ、高千穂周辺88社の総社として崇拝を集めてきた。
 本殿は、延岡藩主有馬直純により慶長年間に再興されたが、寛文12(1672)年、明和6(1769)年に火災を被り、安永7(1778)年に再建され、現在に至っている。 県内でも随一の大型社殿で、建築様式は五間社流造、銅板葺である。内部は内・外陣に分かれ、彫り物にも特徴がある。また、縁側の一部に一間社両流造、銅板葺の稲荷社を有する。縁側の一部に小社殿を有するタイプは、現在大分県と宮崎県北部に限られ、時期も江戸中期以降に限定されているようである。 この本殿は、装飾も充実して、全体的に丁寧な造りで意匠的に非常に優れ、大型の建築である。また、縁側に小社殿を配したり、当地方の伝説等をあしらった彫物など地方的特色にあふれた価値の高い社殿建築といえる。

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