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延岡市古墳
( のべおかしこふん )
指定者
県
種別
史跡
指定年月日
S14.1.27
所在地
延岡市三須町・小野町・愛宕町・大門町・稲葉崎町・桜ヶ丘・粟野名町・柚の木田町・牧町・大峡町・東海町・無鹿町
延岡市古墳とは、旧延岡市内の古墳のうち、県の史跡指定を受けた総数34基の円墳や横穴墓である。主に市街地北部の稲葉崎地区と大瀬川沿いの小野地区に分布しているが、既に16基が指定解除となった。鳥居龍蔵による大正年間の調査をはじめとして、現在までに発掘調査がなされており、粘土槨や箱式石棺・刳り抜き式石棺といった埋葬施設が確認されている。出土した遺物や石棺の一部は、延岡市内藤記念館や宮崎県総合博物館等にて収蔵・展示されている。
延岡市古墳のうち、7~11号・18~22号については、現在の桜ヶ丘団地一帯の丘陵上に一群をなしていることから、別名を樫山古墳群ともにいう。19号墳(七曲古墳)は、前方後円墳と考えられるが、現状では前方部は確認できない。埋葬施設は円礫を粘土で固めた粘土槨で、鉄剣が出土している。22号墳は菅原神社内にある古墳(菅原神社古墳)で、墳長約110mを測る県北最大の前方後円墳である。後円部に社殿が建ち、前方部は参道となっている。かつて、鏡が出土したとされているが、詳細は不明である。
延岡市古墳19号(七曲古墳)
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