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細田村古墳
( ほそだそんこふん )
指定者
県
種別
史跡
指定年月日
S12.7.2
所在地
日南市大字上方字仮屋西
細田村古墳は、大堂津港から西に入り込んだ水田地帯に位置する小丘陵上にある。別名を細田古墳ともいう。『日向地誌』によると天保年間に開墾中に発見されたとある。
埋葬施設は竪穴式石室で、長さ4.8m、幅1m、高さは0.5mの規模である。石室は丘陵の岩盤を掘り込んだあと、海岸部から持ち込んだ泥岩を数段積み上げて構築されている。石室を覆っていた天井石は、かつて11枚程度あったと伝えられている。平成2年の発掘調査の際には、既に大半の石材が抜き取られるなど、大きく乱されていた状態であったので、副葬品の内容等は不明である。古墳時代中期頃の築造と考えられている。
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