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池内横穴
( いけうちよこあな )
指定者
県
種別
史跡
指定年月日
S47.5.26
所在地
宮崎市平和ヶ丘西町
宮崎市の中心市街地から北へ6㎞離れた平和ヶ丘地区に位置する横穴墓群である。丘陵部(標高約100m)の斜面には、かつて60基以上の横穴墓が存在していたとされるが、昭和43年に平和ヶ丘団地の造成に伴って31基が池内横穴墓群として発掘調査を受けた。このうち4基が県の史跡指定を受けて現地保存されている。
県指定の横穴墓の構造は、平面形が台形で寄せ棟形の天井を持つ玄室に細長い羨道が接続する形態である。玄室の床面積は約9㎡で、池内横穴墓群のなかでは比較的大きい。遺物は須恵器や土師器、鉄鏃、刀子、耳環等が出土している。遺物の年代から紀元六世紀末~7世紀初頭頃に築造が始まり、8世紀まで追葬が続いたとみられる。横穴墓の周辺の地形は、団地造成によって往時の姿を留めていないが、本来は前方後円墳形の丘陵であったと考えられている。
このほか、池内横穴墓群の周辺にある横穴墓(池内11号)では、宮崎県では最初となる銅鋺も発見されている。
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