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宮崎市下北方古墳
( みやざきししもきたかたこふん )
指定者
県
種別
史跡
指定年月日
S14.4.21
所在地
宮崎市下北方町塚原・字越ヶ迫・字高下
宮崎市下北方古墳は、大淀川左岸の低台地上(塚原地区)と,「平和の塔」西側に連なる丘陵上に立地する。前方後円墳4基と円墳12基の計16基が指定されていたが、1基が指定解除されている。これら高塚古墳の分布域内には地下式横穴墓も分布している。
前方後円墳のうち、1号墳(全長66m)、3号墳(全長68m)は前方後円墳で、いずれも周溝の一部や地下式横穴墓の竪坑が発見されている。13号墳(全長113m)は丘陵の尾根上にあり自然地形を利用して築かれている。これまでの発掘調査の結果、後円部最下段と二段目の基底部に円筒埴輪が巡ることが判明し、形象埴輪なども出土した。
円墳のうち、5号墳では周溝や地下式横穴墓の存在が確認され、さらに9号墳の墳丘下では5号地下式横穴墓が発見された。玄室の長軸が5.35m、幅1.8mを測る規模の大きなもので、装身具類や馬具、甲冑、農工具、鏡など豊富な副葬品があり、これらは貴重な一括資料として県指定を受けている。12号墳は、現況では墳丘等が認められないが周溝の一部と見られる遺構が確認され,円筒埴輪片が出土している。
宮崎市下北方古墳13号墳(前方後円墳)
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