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松本古墳群
( まつもとこふんぐん )
指定者
県
種別
史跡
指定年月日
S10.7.2(H27.9.7 名称変更)
所在地
西都市大字三納字松本・田中・葦町・羽子田
西都市街地の南西約2.6㎞に位置する古墳群で、清水原台地の南側に分布している。現在、前方後円墳1基と円墳10基が県史跡として指定され、その中心に国指定史跡「松本塚古墳」がある。松本塚古墳に隣接する2・3・5・6号墳については西都市教育委員会により発掘調査が一部実施されている(昭和61・62年)。
2号墳は現状では帆立貝形の墳形であるが、後円部の直径が約30m・全長は40m前後と推測されている。墳丘周辺からは多量の埴輪が出土した。
3号墳は直径30mの円墳であり、周溝内からは長さ約1mの木製鋤が出土した。
5・6号墳はともに葺石を持つ円墳で、規模はそれぞれ直径18.5m、15.7mを測る。2基ともに周溝内からは円筒埴輪や朝顔形埴輪が数多く出土した。これら松本塚古墳に隣接する2・5・6号墳は埴輪の時期から5世紀後半頃に築造されたとみられ、出土した埴輪は、松本塚古墳のものと同一の窯で生産された可能性が高いことから、松本塚古墳の陪塚(ばいちょう:大型古墳の周囲に計画的に配置された小型の古墳)と考えられている。未調査である1・4号墳も陪塚群であった可能性が高い。
松本塚古墳周辺の古墳は、昭和10年に三納村古墳の一部として史跡指定を受けたが、平成27年に現在の名称に変更された。
松本古墳群3号(旧三納村古墳21号)
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