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東二原地下式横穴墓群

 ( ひがしにわらちかしきよこあなぼぐん )

指定者
種別 史跡
指定年月日 H27.9.7
所在地 小林市真方字東二原6003番地7ほか(二原歴史公園内)
 東二原地下式横穴墓群は、小林市真方の標高220mの二原台地に所在する古墳時代の墳墓群である。
 昭和59年、耕作中の陥没による発見と平成元年の圃場整備事業に伴う全面的な発掘調査の結果、円墳1基と地下式横穴墓16基の存在が確認された。出土遺物等から5世紀後半~6世紀前半頃の間に営まれたとみられている。
 発掘調査の成果を受けて、全ての遺構が現状保存されて二原歴史公園として平成2~7年度に整備された。地下式横穴墓の内部を直接見学できる唯一の施設として整備され、歴史教育や生涯学習の場として盛んに活用されている。
 地下式横穴墓は、崩落することなく良好に保たれており、家の形に作られた埋葬空間(玄室)内が顔料で赤く塗られる等、古墳時代の埋葬方法や葬送儀礼のあり方を具体的に読み取ることができる。
 その出土遺物には、人骨を始め鉄剣や鉄刀、鉄鏃といった鉄製武器や鏡および装飾品等があり、内容の豊富さに加えて極めて良好な保存状態である。

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東二原地下式横穴墓群(二原歴史公園)