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伊東祐青奉納墨書天井画

 ( いとうすけはるほうのうぼくしょてんじょうが  )

  • 伊東祐青奉納墨書天井画
指定者
種別 有形文化財
指定年月日 H29.8.28
所在地 国富町大字深年4050番地イ法華嶽薬師寺
 縦横ともに264㎝で、檜材の板2枚からなる。表中央に円相を描き、その外部には漆箔が施され、内部は雲龍図が描かれている。裏面最下段に見える墨書銘には、天正3年(1575)に伊東修理亮祐青が武運長久と家族の息災延命を祈願して奉納したとある。祐青は木崎原の戦いで大将を務めた大将であるとともに、天正遣欧使節主席伊東マンショの父である。伊東氏の日向支配に関する史料として貴重であり、本県とマンショとのつながりを示す重要な史料であるといえる。
 剥落や褪色が進んでいるが、本県に残る稀少な天正期の絵画であり、今後の更なる調査により、伊東氏周辺の絵仏師等について知見が得られる可能性があると考えられる。

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