詳細

パーシパエーの変身
 ( パーシパエーノヘンシン )

技法 エッチング
素材 紙,インク
大きさ 8.0×8.8
制作年 1981(昭和56)
作家名 加藤 正
作家名フリガナ カトウ タダシ
所蔵館 美術館
題名にあるパーシパエーとは、太陽神ヘリオスとペルセイスとの娘である。パーシパエーはクレタの王ミノスの妻となり、多くの子を生んだ。ポセイドンはミノスが牡牛(おうし)を犠牲に捧げなかったことに対する罰として、妻パーシパエーが牡牛に恋をするようにした。この場面は、木製の牝牛(めうし)の中にパーシパエーが入り、牡牛を待っている状況を描いたものである。画面では木製の牝牛を骨で表し、その中に牡牛を待つパーシパエーが描かれている。この作品は[銅版画]である。[ニードル]で描かれた線は単調であるが、一本一本の線が確実に[腐刻](ふこく)されている。

関連情報

加藤 正  ( カトウ タダシ )
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作家名 加藤 正
フリガナ カトウ タダシ
生地 宮崎県串間市
生年 1926(大正15)
没年 2016(平成28)