詳細

ジョルジォ・デ・キリコ
 ( Giorgio de CHIRICO )

作家名 ジョルジォ・デ・キリコ
欧文 Giorgio de CHIRICO
生地 ギリシャ
生年 1888
没年 1978
ギリシアのヴォロに生まれる。アテネとミュンヘンの美術学校で学び、ベックリーンの幻想絵画やニーチェの哲学思想に影響を受ける。1909年頃から不自然な影や遠近法を使って不安と謎に満ちた作品を制作し、アポリネールの賞賛を得た。その後、広場に、長い影をひく古代の建物やマネキン等を神秘的に描く独自の様式へと発展させ、1917年にはカルラと形而上絵画派を結成。[シュルレアリスム]の先駆けとなった。1919年頃から過去の自作を再制作し始め、1920年代には古典的な絵画を中心に制作。その後、1960年代からは再び初期の[形而上絵画]の諸テーマを取り上げ、より現実からかけ離れた空想の世界を描いた新[形而上絵画]を探求し続けた。1978年ローマで没。