日南市飫肥重要伝統的建造物群保存地区
( にちなんしおびじゅうようでんとうてきたてものぐんほぞんちく )
選定者 |
国 |
種別 |
重要伝統的建造物群保存地区 |
選定年月日 |
S52.5.18 |
所在地 |
日南市飫肥
3,4,5,6,7,8,9,10丁目 |
飫肥保存地区は、飫肥藩伊東家5万1千石の城下町として栄えた町です。
地方における小規模な城下町の典型的なものとして侍屋敷の歴史的風致をよくあらわし、我が国にとってもその価値は高いとの評価を受けました。また、九州で最初に選定を受けたものです。
城下町は三方を酒谷川が半円状に取り囲んでおり、城に接する十文字・大手地域は一段高く、高禄の侍屋敷があり、大手南部は中級侍屋敷、その南に町屋、さらに南に下級侍屋敷が配され、東西に寺院が建っています。
道路に沿って、石垣が積上げられ、正面に薬医門・長屋門、その奥に生垣等を設けた瓦葺屋根の主屋を配した侍屋敷です。
公開物件として、旧伊東伝左衛門家・藩校の振徳堂等があります。
現在も建造物等の修理・復元が計画的に進められています。