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青島臼太鼓踊り
( あおしまうすだいこおどり )
指定者
県
種別
無形民俗文化財
指定年月日
H18.3.23
所在地
宮崎市青島(青島臼太鼓踊り保存会)
青島臼太鼓踊りは、県内で多く見られる踊り手一人一人が背に幟(のぼり)胸に太鼓をつける踊りとは形態が異なり、それらを身に付けないことに特徴がある。
踊り手は、太鼓組と面組に分かれ、面組が太鼓組を取り囲むように円陣を作り、右手に杓子、左手にスリコギを持ち、左右交互に天を突くように突き上げ、勇壮、またときには優雅に踊る。面組は、全員鬼面をつけ、頭から300本程の細く白い和紙で作った紙簑を被る。動作が大きく躍動的であり、紙簑の触れる音やなびく様子に特徴がある。
宝永4年(1707)飫肥五代藩主伊東祐実から盆踊りとして公許され、飫肥・報恩寺の境内で供養のために踊られるようになったと考えられる。その後、昭和10年頃まで、地区の祓いとして大将軍神社(宮崎市大字折生迫)に踊りが奉納され、盆には地区の新盆の家の庭先で踊られていた。
現在、保存会会員が地元の小中学生へも積極的に指導を行い、後継者を育成している。毎年、旧暦6月初丑の日に大将軍神社に奉納し、盆8月14・15日には地区内の墓地広場で供養踊りとして踊られている。
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