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牛越祭り
( うしごえまつり )
指定者
県
種別
無形民俗文化財
指定年月日
H4.3.21
所在地
えびの市大字西川北(牛越祭保存会)
菅原神社境内では毎年7月、直径25㎝、長さ4m、地面からの高さ50㎝の丸太を設置し、その上を跳び越えさせ、牛の疫病除けや繁栄を祈念する行事を行う。
江戸時代末期は近隣の地方をはじめ、人吉や姶良・伊佐といった遠方からも飾り付けを施した牛500~600頭参加していたと言われている。
明治時代の廃仏毀釈により一時、神社は整理されていたが、牛馬の伝染病が流行ったため、神社を復興し、祭礼を復活すれば疫病も鎮静するとの地区民の願いから明治7年に再興され、現在に至っている。
牛が農耕に使われていた頃は、田植え作業で疲れた牛の肥育(牛肥え)の意味も持っていた。これは、食肉牛お飼育する現在も疫病除けとともに同様の意味を保っている。
なお、牛を跳ばせて疫病除けと繁栄を祈願する祭りは、全国的にも例がなく、貴重な民俗文化財である。
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