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香取神社・天宮神社打植祭

 ( かとりじんじゃ・あめのみやじんじゃうちうえさい )

指定者
種別 無形民俗文化財
指定年月日 H13.5.7
所在地 えびの市大字上江・末永(香取神社打植祭保存会・天宮神社打植祭保存会)
香取神社(えびの市飯野今西)と天宮神社(えびの市飯野田代)の氏子が執り行う年中行事の一つで、古来の伝統を保持して行われている神の祭りで、両神社の間を行き来する神様の伝説を軸に、稲の豊作、子孫繁栄を願う「五穀豊穣祭」である。
 香取神社と天宮神社の距離は約4㎞、香取神社の氏子が2才馬を連れて、天宮神社の神を迎えに行くことから始まる。待ち受ける天宮神社では、神事の後直会が行われる。直会の後、御神体を中心に両神社の氏子を従えて、香取神社へ向かう。
香取神社に帰ってから、打植祭が始まる。祭りの最後に「田植え狂言」(田植え風景を演じる模擬劇)を奉納し、五穀豊穣を祈願する。
 この時に行われる神事、馬追い、供え物、カギ引き(作占)、打植(狂言)は南九州特有のものであり、祭りの一連の流れが素朴な形態を凝縮した形で伝承されていることが貴重な存在となっている。

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香取神社