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花木あげ馬
( はなのきあげうま )
指定者
県
種別
無形民俗文化財
指定年月日
H6.3.25
所在地
都城市山之口町花木(花木あげ馬保存会)
「高木の揚げ馬」「花木あげ馬」「穂番坊あげ馬」は、いずれも農作物に関係する神「作神」送りの古い型を伝える行事として、全国的にも同じ名称のものがなく、由来や行列形態に特徴がある。県内においては、諸県地方にしか残っていない貴重な無形民俗文化財である。
この民俗芸能の由来は、五穀豊穣・家内安全・無病息災などの他、島津氏の安泰や参勤交代の道中祈願、農民の願い等が盛り込まれている。
行列は、稚児の乗る馬と荷駄馬を中心とした大名行列を模し、南方(諏訪)神社へ奉納する共通した形態で、行列を構成する各人の呼称や馬方唄には、その地区での工夫や歴史的経過が加わって独特なものである。
なお、諸県郡内には、17社の諏訪(南方)神社があるが、そのうち、上記3つ(高木、花木、穂満坊)の他、桜木(高城町)にある諏訪(南方)神社で数年から数十年おきに「あげ(揚げ)馬」が奉納されてきた。
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