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大人歌舞伎
( おおひとかぶき )
指定者
県
種別
無形民俗文化財
指定年月日
H7.3.23
所在地
日之影町大字岩井大人(大人歌舞伎保存会)
大人歌舞伎は、江戸時代以来、地区住民によって伝承されてきた農村歌舞伎であり、江戸時代中期の「幕」や「のれん」をはじめ、「台本」や多くの「装束」が保存され、県内に残る唯一の上演歌舞伎として貴重である。
三田井家の重臣として日之影町岩井川、諸塚村七ッ山を管領し、善政を施し地区住民に親しまれていた中崎(小崎)城主甲斐宗摂(そうせつ)が、文禄4年(1595年)1月に延岡の高橋元種に討たれ没した。その死を悲しんだ地区住民により宗攝を大人神社に合祀し、例祭の時に天明年間(1781~1788年)から、生前の宗攝がこよなく愛した芝居で供養をした。これが大人歌舞伎のはじまりと伝えられている。
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