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五輪塔

 ( ごりんとう )

指定者
種別 有形文化財
指定年月日 S41.7.17
所在地 宮崎市清武町木原6329-1(黒坂観音堂)
 五輪塔は、仏教で宇宙の構成要素とされている五大思想(地・水・火・空・風)を表現した塔で、四角(地輪)、円形(水輪)、三角形(火輪)、半月・宝珠形(空風輪)で表し、下から積み上げたものである。平安時代後期頃から供養塔や墓塔として用いられてきた。
 宮崎市清武町の黒坂観音堂境内にある五輪塔は、黒坂観音堂の南東にあった勢田寺(せたじ)から、明治のはじめにこの地に移されたと伝えられている。地輪と水輪のみが当時のまま残されており、そのうち水輪には、弘安八年(1285)の刻銘があり、鎌倉期の五輪塔として貴重なものである。

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