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> 伊形花笠踊り ( いがたはながさおどり )
伊形花笠踊り
( いがたはながさおどり )
指定者
県
種別
無形民俗文化財
指定年月日
H20.3.31
所在地
延岡市伊形地区(伊形花笠踊り保存会)
伊形花笠踊りは、毎年8月15日に延岡市伊形地区の日枝神社に奉納されている。踊りの前に行われる「神事」、翌16日に行われる「笠流し」の儀式とともに、農村・農耕の無事を龍神に祈る一連の「龍神祭」行事の一環として行われている。
踊りの起源については、約400年前の天正年間に7日7晩にわたって続いた津波が、どこからともなく現れた7羽の白鷺の舞いにより収まって以来、この踊りが奉納されるようになった、との口伝がある。
盆の時期に踊られるものではあるが、各地の盆踊りとは全く異なっており、7羽の白鷺になぞらえ、7人の青年が、白単衣に薄青の袴・白足袋姿で花笠を被り、大太鼓に歌い手が付いて、格調高く踊られる。
県内には多くの伝統芸能が伝承されているが、伊形花笠踊りのように「龍神祭」行事の一環として行われている芸能は非常に珍しい。
地形的に水害を受けやすかった伊形地区に興り、現在に至るまで伝承されている同地区独自の芸能である。
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