詳細

米良の神楽

 ( めらのかぐら )

指定者
種別 重要無形民俗文化財
指定年月日 S52.5.17
(※名称及び指定内容の変更)R5.3.22
所在地 西都市,木城町,西米良村
 宮崎県で一番はじめに国の指定を受けた西都市「米良神楽」(通称・銀鏡神楽(しろみかぐら)、昭和52年5月指定)に、西都市「尾八重神楽(おはえかぐら)」、木城町「中之又神楽(なかのまたかぐら)」、西米良村「越野尾神楽(こしのおかぐら)」「小川神楽(おがわかぐら)」「村所神楽(むらしょかぐら)」、を追加し、令和5年3月「米良の神楽」と名称を改め、国の重要無形民俗文化財となった。
 米良の神楽が伝承される地域は、標高1000メートル級の山々が連なる九州山地中央部に位置する。毎年11月下旬から12月下旬にかけて各地で奉納される夜神楽のほとんどは、屋外にシメ(神籬(ひもろぎ)のこと)を建て、規模の大きな御神屋を設える。米良の神楽では、地主神(土地神)が多く登場する。神のお降りに際して、地舞(じまい)とよばれる素面の舞で場を清め、神々をお迎えし、介添え、神送りまでを務める。
 共通して、猪狩りなどの狩猟習俗をよく伝えており、民俗学上貴重であるといえる。

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