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臼太鼓踊
( うすだいこおどり )
指定者
県
種別
無形民俗文化財
指定年月日
S37.5.15
所在地
西都市南方字下水流
(下水流臼太鼓踊保存会)
臼太鼓踊は、西都市下水流地区に伝わる太鼓踊りで、地元では「ウスデコ」とも呼ばれ、毎年旧暦の8月1日に五穀豊穣と水難・火難除けの祈願を込めて南方神社や一ツ瀬川河川敷、火の神前などに奉納されている。
この踊りは、文禄・慶長の役(朝鮮出兵)のおり、肥後の加藤清正が敵を油断させるために踊った戦術に由来するといわれている。
踊りの編成は、鉦(かね)4人、歌い手4人、太鼓16人の総勢24人が一組になり、「あそ」「五条」「四節」「坂鉦」「小野」「かせ」の6曲を陣形が変えながら踊られる。
太鼓の役は背に神籬(ひもろぎ)としての幟を背負い、両手の撥で締太鼓を打ちながら歌に合わせて踊るが、その芸態は太鼓踊系統の特殊性を示すものとして、地方的にも芸能史的にも貴重なものである。
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