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輪太鼓踊
( わだいこおどり )
指定者
県
種別
無形民俗文化財
指定年月日
S37.5.15
所在地
小林市細野地区・東方地区(東方輪太鼓踊保存会ほか)
小林市の細野及び東方の二地区に伝えられている輪太鼓踊は、地元では「わでここどり」とも呼ばれている。
踊りの由来は、文禄・慶長の役に参戦した島津勢の凱旋の模様を舞踏化したとか、江戸時代に島津藩が農民に武芸の訓練を施した擬装の名残ともいう。また疫病が流行したので鎮めるため太鼓踊りをしたところ、効き目があったため藩内に勧めたのが起源ともいわれている。
太鼓方18人、入り太鼓2人、鉦(かね)方6人の計26人編成されている。指揮役は鉦打ちの1人が当たり、太鼓方は1番太鼓から18番まで位置が定まり、入り太鼓は輪踊りの中央に場を占める。
踊りは、「鉦流し」「門掛かり」「庭入り」「城攻め」など17種目が伝えられ、勇壮にして躍動感ある風流芸の面影をとどめている。
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