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東霧島の梵鐘
( つまきりしまのぼんしょう )
指定者
県
種別
有形文化財
指定年月日
S60.12.17
所在地
都城市高崎町東霧島1560(東霧島神社)
東霧島にある梵鐘は、慶長20年(1615)に島津宗家第十八代・島津家久が「大阪夏の陣」の出陣に際し、諸願成就のために東霧島神社に奉納したものである。
本梵鐘は、県内に残存するものとしては2番目に古く、完全な形で残っている。また、島津藩主記名の梵鐘で旧島津藩領内で鋳造したものは他に現存しておらず、貴重である。
なお、この梵鐘は明治時代の廃仏毀釈により鹿児島に移され、明治10年(1877)の西南戦争後に、長崎県西彼杵郡為石村の宝性寺(曹洞宗)に移された。
その後、昭和50年(1975)にこのことがわかると、町民らが寄付金等を資金にして代替えの梵鐘を同寺に贈り、再び東霧島神社に戻されたということである。
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