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フクジュソウ自生地

 ( ふくじゅそうじせいち )

指定者
種別 天然記念物
指定年月日 H25.9.12
所在地 東臼杵郡諸塚村大字七ツ山3872番地6、3890番地10、3890番地23、3897番地6
フクジュソウはキンポウゲ科フクジュソウ属に分類される早春に開花する多年草である。春を告げる縁起のよい植物として「福寿草」「雪割草」の名で古くから親しまれてきた。日本には4種類のフクジュソウの仲間が分布していることがわかり、諸塚村天然記念物指定地のフクジュソウとされてきたものは、四国の石灰岩地に自生する「シコクフクジュソウ」に分類されている。
 シコクフクジュソウは四国・九州に分布する日本固有種である。九州では熊本県と本県の石灰岩地の落葉広葉樹林に自生する。県内での生育地は高千穂町と諸塚村に限られ、宮崎県版レッドデータブックでは、ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高いとされる「絶滅危惧ⅠA類」に選定されている。
 諸塚村の自生地はシコクフクジュソウのみならず、日本に自生するフクジュソウの仲間の南限域に位置しており、学術的にも貴重である。

関連情報

フクジュソウ自生地  ( ふくじゅそうじせいち )

指定者
種別 天然記念物
指定年月日 S8.12.5
所在地 西臼杵郡高千穂町大字向山字小薮