ウガヤの生誕地と伝わる。裏山は御陵墓参考地となっている。ミコトの母トヨタマ姫は、ここでウガヤを産んだが、この時、元の姿のワニ(サメのことか)となって、産んでいたのを山幸彦に見られ、悲しみ、産後、海に帰ってしまった、と古事記に書かれている。なお、鵜戸は神武の誕生地とも伝わる。
今でも、鉄道は無く、観光バスは、山の反対側、南側に止める。それでも正月のお参りは、人で溢れる。神秘的な岩が続く海岸線。そして洞窟内の神社。神秘性なるが故に、人を魅了する何かを持っていると感じる。江戸時代までは、ここが修験者の一大道場であったことがうかがえる。