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上平遺跡(都城市)の出土遺物の展示始めました


投稿日: 2023年6月6日

上平遺跡は、都城市山之口町の陸上競技場建設に伴って新たに発見された遺跡で、大淀川支流によって形成された扇状地上部(標高約185m)に位置しています。
調査の結果、縄文時代早期の遺構群(平地式住居(へいちしきじゅうきょ)跡、竪穴状(たてあなじょう)遺構、炉穴(ろあな)、集石(しゅうせき)遺構、配石(はいせき)遺構、土坑(どこう)、陥(おと)し穴)や縄文時代後期から晩期の竪穴住居跡を確認することができました。また、縄文時代早期の縄文土器片や石器が数多く出土したことから、この地が当時、狩りや定住に適した地域であったと考えられます。

古墳時代においては、古墳時代中期から後期の墓(土坑墓、地下式横穴墓(ちかしきよこあなぼ))を確認し、人骨や鉄刀、鉄剣、刀子(とうす)などの副葬品が出土しました。
今回の発掘調査により、いずれの時代についても都城盆地、ひいては本県を含む南九州の歴史と文化を明らかにする上で、重要な成果が得られました。

   

 

 

 

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