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東郷村古墳(日南市)

 ( とうごうそんこふん )

指定者
種別 史跡
指定年月日 S10.7.2
所在地 日南市大字風田字前磯平
 東郷村古墳は、当初2基の円墳が史跡指定を受けていたが、うち1基は狐塚古墳として再指定された。ここで紹介する1基は、日南海岸を望む丘陵上に位置する古墳で、県南部の古墳に特徴的な自然地形を利用した円墳である。 古墳の中心付近に石室の一部と考えられる石材が露出しているが、土砂や草木に覆われているので埋葬施設の詳細は不明である。『宮崎県史跡調査第6輯』(昭和2年刊)には「巨大な岩石で築かれた石室がT字形に露出している。南側の石室は幅約1m、側壁の高さ1.2m、北側の石室は幅約1mで竪穴式石槨と思われる。しかし、一方が開かれた横穴式石室にも見え、叢林を除去しないとわからない。」との記載がある。現在は、鬱蒼とした山中に古墳があるため、簡単には行き来できない。

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関連情報

狐塚古墳  ( きつねづかこふん )

狐塚古墳
指定者
種別 史跡
指定年月日 H12.9.21
所在地 日南市大字風田字元弓場3649番地2

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