新着情報
発掘レポ2021 羽子場遺跡 陣ノ元遺跡
梅雨に入り、不安定な天気の中ですが宮崎県埋蔵文化財センターでは
発掘調査を県内2か所でおこなっています。
羽子場(はこば)遺跡(美郷町)
調査区は約100㎡とそんなに広くはありませんが、縄文時代の土器が数多く
出土し、遺構も姿をあらわし始めました。
暑さ対策・雨対策バッチリで発掘作業進行中です。
陣ノ元(じんのもと)遺跡(宮崎市)
5月に入ってからの雨・雨・雨 の連続…作業日数は少ないものの、遺構らしきものが
確認できました。
写真の中央左寄りに黒丸の穴(柱の跡)が並んでいるのがわかりますか…?
その並びから、建物跡と考えられます。
また、写真下には横線状の黒土がみえます。溝の跡でしょうか。今後、この
黒い土を掘り下げ、本当に建物・溝の跡なのか、いつの時期のものなのか確認していきます。
【開館(6/1より)のお知らせ】
宮崎県埋蔵文化財センター分館(展示施設)は
新型コロナウィルス感染症拡大防止のため臨時休館となっておりましたが
6月1日(火)より通常通り開館いたします。
開会時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
竹下第2遺跡(延岡市)解説動画の配信について
中止となった埋文講座「瀬戸内の香る器」竹下第2遺跡(延岡市)〔5月16日〕について
講座の内容を解説した動画の配信を始めました。
動画は下のリンクから視聴できます
宮崎県埋蔵文化財センターYouTubeチャンネル(外部リンク/約19分)
【オンライン授業(zoom使用)を行いました~西米良村立村所小学校~】
西米良(にしめら)村立村所(むらしょ)小学校 社会の授業にオンラインでセンター職員が参加、6年生の皆さんから縄文・弥生時代に関する鋭い質問をたくさんいだだき、職員も脳をフル回転して回答!!皆さん歴史に興味を持ってくれたかな?
村所小学校6年生の皆さん、そしてこのような機会を与えてくださった校長先生や担任の先生方、有り難うございました!!
【臨時休館(5/10~5/31)】のお知らせ
新型コロナウィルス感染症拡大について、県独自の「緊急事態宣言」発令に伴い、
宮崎県埋蔵文化財センター分館は
5月10日(月)から5月31日(月)まで
臨時休館いたします。
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
埋文講座(5/16)の中止について
5月16日(日)に予定しておりました埋文講座 「瀬戸内の香る器 竹下(たけした)第2遺跡(延岡市)」につきましては新型コロナウィルス感染症対策のため中止となりました。
なお、講座の内容を簡単に紹介する解説動画をYouTubeで公開予定です。
御理解のほどよろしくお願いします。
年報第25号(2021)
年報第25号(2021)をアップしました
埋文講座 「瀬戸内の香る器 竹下(たけした)第2遺跡(延岡市)」開催
宮崎県埋蔵文化財センターでは、宮崎県内の遺跡や埋蔵文化財に関する活動について紹介・報告する講座を開催します。
- 名称
埋文講座「瀬戸内の香る器(うつわ)竹下第2遺跡(延岡市)」 - 主催
宮崎県埋蔵文化財センター - 会場
宮崎県埋蔵文化財センター分館(宮崎県総合博物館隣) - 日時
令和3年5月16日(日)13:30~15:00 - 講師
和田 理啓(わだ まさひろ)(当センター職員) - 参加料
無料・申し込み不要 - 遺跡の概要
竹下第2遺跡は、延岡市内を流れる五ヶ瀬川(ごかせがわ)の北岸、標高29m前後の丘陵先端に立地します。遺構は古墳時代中期(5世紀)の竪穴住居(たてあなじゅうきょ)が1軒みつかっています。
遺物は、縄文時代~中世までのものが出土しています。特に古墳時代の須恵器の中には、今の愛媛県で生産された可能性があるものもみられ、広く瀬戸内海を介した交流があったことがうかがわれます。
埋文通信第23号(2021)
令和2年度の宮崎県埋蔵文化財センターの事業内容を紹介した埋文通信23号をアップしました。
宮崎県埋蔵文化財センター研究紀要第6集(2021年3月)
研究紀要第6集(2021)をアップしました
会計年度任用職員募集案内(埋蔵文化財発掘作業員、宮崎市大字熊野)
陣ノ元遺跡(宮崎市大字熊野字下原)の
会計年度任用職員( 埋蔵文化財発掘作業員)を募集します。
下記の宮崎県庁ホームページから 募集案内をご覧のうえ 所定の申込書で申込みください。
◯宮崎県庁ホームページ
【宮崎県埋蔵文化財センター】会計年度任用職員募集案内(埋蔵文化財発掘作業員、宮崎市大字熊野、応募期限:令和3年3月30日)
会計年度任用職員( 埋蔵文化財 発掘 作業員)募集案内
羽子場遺跡(美郷町)の
会計年度任用職員( 埋蔵文化財 発掘 作業員)を募集します。
募集案内をご覧のうえ、所定の申込書で申込みください。
開催!移動展示会【埋文セレクション都城会場】2月8日~2月28日
国文祭・芸文祭みやざき2020 さきがけプログラム
令和2年度宮崎県埋蔵文化財センター移動展示会
「土器と石器がやってきた!埋文セレクション」都城会場の開催決定
今回の移動展示は、都城市内の遺跡から出土した貴重な資料約200点を旧石器時代、縄文・弥生時代、古墳時代、古代~近世の4時期に分け展示します。
なかでも下大五郎遺跡(都城市丸谷町)の住居跡からみつかった8個もの弥生土器の壺、平峰遺跡(都城市平塚町)の古墳時代に行われていた鍛冶(かじ:鉄製品づくり)にともなう資料は一見の価値あり!です。
このほか、平成27年度から始まった都城志布志道路金御岳(かねみだけ)工区の工事にともなう発掘調査の成果展示(小迫遺跡、保木島遺跡、上高遺跡)も行います。
入場無料です、どうぞお気軽にお越しください。
- 主催
宮崎県埋蔵文化財センター/ 共催:都城市立図書館 - 会場
都城市立図書館ギャラリーA - 日時
令和3年2月8日(月)~2月28日(日) - 開催時間
9:00~21:00 - 休館日
2月9日(火) - 観覧料
無料
埋文講座「塚原遺跡(国富町)古墳時代以降」の開催
宮崎県埋蔵文化財センター分館では、近年報告書が刊行された遺跡や、本県の歴史を考える上で重要な遺跡について、その最終成果をわかりやすく報告する講座を開催します。
2月は、2015年~2017年にかけて調査を行った塚原遺跡(国富町)です。塚原遺跡では、古墳時代の壺形埴輪をともなう古墳や祭祀行為の跡、古代から中世の水田の跡や河川祭祀の跡など貴重な遺構・遺物がみつかっています。
講座では、遺跡の内容説明のほか、発掘調査でみつかった貴重な資料も展示解説します。参加料無料、申込み不要です
埋蔵文化財講座 ここまでわかったひむかの歴史
第6回「台地に終のすみかを築き、低地に鍬をふるう 塚原遺跡(国富町)」の開催について
- 会場
宮崎県埋蔵文化財センター分館(県総合博物館隣) - 日時
令和3年2月21日(日)13:30~15:00 - 講師
二宮 満夫(埋蔵文化財センター) - 参加料
無料・申込不要
古墳の墳丘や周溝(しゅうこう)内からみつかった土器類(壺形埴輪 ほか)
埋文講座 解説動画の配信
発掘レポ2020 山城城跡・串木遺跡、上平遺跡
あけましておめでとうございます、今年度もよろしくお願いいたします。
年の初めからすみません、UPおそくなりました、昨年12月初旬の現場の様子です。
山城城跡・串木遺跡(西都市)
道路幅の狭い調査区ですが、住居跡などが確認できました。12月末に調査終了となりました。
上平遺跡(二次調査)(都城市)
こちらは約6000㎡、広いです。縄文早期面を調査中でした(12/23終了)。
集石遺構が70基近く確認されたので、実測が大変だったようです。寒空の中、関係者の皆様お疲れ様でした。
12月20日(日)埋文講座【松下遺跡(都城市)】開催!
第4回埋文講座「横市川に生きる古代人の暮らし 松下遺跡(都城市)」の開催について
発掘調査担当者自ら、遺跡の成果を報告、出土遺物の説明も行います。
- 日時
令和2年12月20日(日)13:30~14:30 - 参加料
入場無料・申し込み不要
この遺跡は月野原(つきのばる)台地と横市川北岸の間に広がる河岸段丘上、標高147~150mに位置しています。遺構は、弥生時代から古墳時代にかけての集落跡が確認できました。その集落内からは、住居を同じ場所に建て替えたと考えられる痕跡のある住居や、住居内から炭化材が多く確認できる焼失住居(家が燃やされた痕跡のある住居)、マツリに使われた可能性のある周溝状遺構などがみつかっています。このほか、古代(奈良・平安時代)の深さ最大1.9mの大きな溝や中世~近世と思われる小溝状遺構(畠の畦間)もみつかっています。遺物は、弥生時代から古墳時代を中心に、幅広い時期のものが出土しました。
【埋文セレクション 日向会場】11月23日(月・祝)まで開催中!
11月7日(土)のセレクション講座(日向会場)では、200名を超える来場者があり、151名もの方々が体験講座を行っていただきました。有り難うございます!!
埋文セレクション展日向会場は、11月23日(月・祝)まで開催しております!どうぞ日向の逸品をその目でご堪能ください♪
今回の移動展示会では、日向市内の遺跡から出土した貴重な資料約150点を旧石器時代、縄文・弥生時代、古墳時代、古代~近世の4時期に分け展示します。
なかでも鶴之内中水流遺跡(日向市東郷町)の住居跡からみつかった多数の弥生土器、板平遺跡(日向市)の古墳時代に行われていた鍛冶(鉄製品づくり)の痕跡を示す資料、塩見城跡(日向市)出土の全国的にも珍しい中国産陶磁器や聖母マリアをかたどったハート形の土製品などの逸品は一見の価値あり!です。
また、今年度から始まった当センターの「西南戦争関連遺跡総合調査事業」について、日向市内の調査活動に関する現時点での報告展示を行います。
そして日向市教育委員会が近年発掘調査を行った遺跡の説明や、仲野原遺跡の旧石器・縄文時代の石器類、中水流荒神社跡出土の唐津焼の甕など貴重な資料ばかりです。
- 名称
令和2年度 宮崎県埋蔵文化財センター移動展示会
「土器と石器がやってきた!埋文セレクション」日向開錠 - 主催:宮崎県埋蔵文化財センター
共催:日向市・日向市教育委員会 - 会場
日向市役所市民ホール - 日時
令和2年10月22日(木)~11月23日(月)
開催時間 10:00~16:00
休館日 会期中無休 - 観覧料
無料
【体験講座】埋文セレクション日向会場11月7日開催
現在日向市役所で開催中の移動展示会「埋文セレクション 日向会場」に合わせて体験講座を実施します。
- 日時
令和2年11月7日(土)10:00~16:00 - 会場
日向市役所 市民ホール(1階北側/展示会会場と同じ) - 内容
石器レプリカづくり(宮崎県内の遺跡から出土した石器のレプリカを石膏を使ってつくります)
拓本体験(宮崎県内の遺跡から出土した縄文土器の実物の文様を墨を使って紙に写し取る体験です)
土器立体パズルに挑戦(宮崎県内の遺跡から出土した縄文土器のレプリカを立体的に復元する体験です) - 申込
事前申込不要 - 費用
無料
この機会にぜひご参加ください。
※感染症対策を行って実施します。マスクを着用の上ご参加ください。状況によってはお待ちいただく場合があります。
終了【遺跡発掘成果展2020】センター分館・県総合博1階エントランスの2会場
現在、埋蔵文化財センター分館と県総合博物館1階エントランスの2会場で開催中の「遺跡発掘成果展2020」は、宮崎市・日南市・串間市などの遺跡を中心に、出土した石器・土器・陶磁器・鉄器・木器などの資料を展示しています。
県民の皆さまに地域の文化財を知っていただくことを目的としています。
入場は無料です。皆さまどうぞお気軽にお越しください。
- 開催期間
令和2年9月19日(土)~10月12日(月) - 休館日
9月29日(火)、10月6日(火) ※埋蔵文化財センター分館会場は無休 - 観覧時間
9:00~17:00(入館は16:30まで) - 展示遺跡
埋蔵文化財センター分館… 下那珂貝塚・下那珂遺跡、竹ノ内遺跡、天神河内第1・第2遺跡、熊野原遺跡、堂地西遺跡、山内石塔群、下大五郎遺跡
県総合博物館1階エントランス…山崎上ノ原第1・2、山崎下ノ原第1遺跡、町屋敷遺跡、長薗原遺跡、余り田遺跡、曽井第2遺跡、白ケ野第2・3遺跡、飫肥城下町遺跡、唐人町遺跡
展示点数:約640点
熊野原遺跡(宮崎市)
右から下那珂遺跡(宮崎市)、竹ノ内遺跡(宮崎市) ほか
下大五郎遺跡(都城市)
会場で無料配布中のガイドブック(県南編) 展示遺跡の説明が掲載されています