No. |
種類 |
資料の
名称 |
よみがな |
説明 |
点数 |
写真 |
1~6 |
縄文土器 |
楕円押型文土器片 |
だえんおしがたもんどきへん |
縄文土器(じょうもんどき)は日本で最初に作られた土器です。その名のとおり縄目文様(なわめもんよう)がある土器が有名ですが、他に様々な種類があります。楕円押型文(だえんおしがたもん)は文様(もんよう)を彫刻(ちょうこく)した木の棒(ぼう)を使いました。古城(ふるしろ)遺跡[高千穂町]出土。 |
6 |
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7~12 |
縄文土器 |
山形押型文土器片 |
やまがたおしがたもんどきへん |
連続した山形文様(やまがたもんよう)を彫刻した木の棒を、土器の表面に転(ころ)がして、文様をつけました。楕円押型文と同様、今からおよそ8,000 年前の縄文土器です。古城(ふるしろ)遺跡[高千穂町]出土。 |
6 |
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13 |
縄文土器 |
無文土器片 |
むもんどきへん |
縄文時代の土器の全てに文様があるわけではありません。中にはまったく文様がないものもあります。右葛ヶ迫(みぎくずがさこ)遺跡[宮崎市]出土。 |
1 |
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14~19 |
縄文土器 |
刺突文土器片 |
しとつもんどきへん |
棒状の道具を土器の表面に突(つ)き刺(さ)して点状の文様をつけました。およそ4,000 年前の縄文土器です。竹ノ内遺跡[宮崎市清武町]出土。 |
6 |
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20,21 |
縄文土器 |
貝殻条痕文土器片 |
かいがらじょうこんもんどきへん |
主に二枚貝の貝殻(かいがら)を土器の表面に押し当てたり、引きずって文様をつけました。宮崎や鹿児島など南九州に多く見られます。およそ9,000 年前のものです。屋小原(おこばる)遺跡[新富町]出土。 |
2 |
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22,23 |
縄文土器 |
撚糸文土器片 |
よりいともんどきへん |
縄紐(なわひも)を撚(よ)り合わせたものを木の棒などに巻きつけて、土器の表面を転がして文様をつけています。およそ9,000 年前のものです。22:木脇遺跡[国富町]、23:野首第1遺跡[高鍋町]出土。 |
2 |
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24 |
縄文土器 |
深鉢 |
ふかばち |
主に食べ物の煮炊(にた)きに使われました。そのため口の周りに黒いススがついています。平畑(ひらはた)遺跡[宮崎市]出土。 |
1 |
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25 |
縄文土器 |
浅鉢 |
あさばち |
黒色磨研土器(こくしょくまけんどき)と呼ばれる4,000~3,000年前頃の土器で、黒光りするほどに磨(みが)かれています。主に食べ物を盛り付けるために使ったと考えられます。?竹ノ内遺跡[宮崎市清武町]出土。 |
1 |
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26 |
縄文土器 |
脚台付浅鉢 |
きゃくだいつきあさばち |
台付皿(だいつきさら)ともいいます。食物を盛(も)り付けるのに使われたと考えられますが、文様が施(ほどこ)されることも多く、祭事(さいじ)など特別な場の道具だったかもしれません。永山遺跡[都城市高城町]出土。 |
1 |
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27~29 |
縄文土器 |
底部破片 |
ていぶはへん |
土器の底の部分には、当時の様子を伝える痕跡(こんせき)がしばしばあります。網代(あじろ)〔左〕や木の葉(このは)〔中〕、モジリ網(あみ)〔右〕などの跡がくっきりと残り、それを敷いて土器を作っていたことがわかります。右葛ヶ迫(みぎくずがさこ)遺跡[宮崎市]出土。 |
3 |
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30~35 |
土製品〔錘(おもり)〕 |
土器片錘 |
どきへんすい |
縄文土器の破片をリサイクルして使用した、漁網(ぎょもう)の錘(おもり)です。えぐりは切目(きりめ)を入れる方法でつくられています。平畑遺跡[宮崎市]出土。 |
6 |
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36~65 |
石器 |
打製石鏃 |
だせいせきぞく |
石を割ってできたかけら〔剥片(はくへん)〕を加工して作った矢尻〔鏃(やじり)〕です。弓矢が登場した縄文時代以降、弥生時代まで使われ続けました。 出土地不明 |
30 |
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66~68 |
石器 |
打製石斧 |
だせいせきふ |
石を打ち欠(か)いて作られた鍬(くわ)で、木製の柄(え)を付け掘るのに使われたと考えられます。 出土地不明 |
3 |
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69,70 |
石器 |
磨製石斧 |
ませいせきふ |
石を打ち欠いて作った斧(おの)で木を切りたおすために使われました。砥石(といし)で磨(みが)いて仕上げています。木製の柄(え)をつけて使いました。69: 平畑遺跡[宮崎市]、70:学頭(がくとう)遺跡[宮崎市高岡町]出土。 |
2 |
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71~76 |
石器 |
石匙 |
いしさじ |
剥片(はくへん)を加工して作った縄文時代特有の石器です。携帯用(けいたいよう)のナイフのような道具と考えられ、紐(ひも)をつけるためのつまみが作り出されています。妙見(みょうけん)遺跡[えびの市]出土。 |
6 |
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77 |
石器 |
石錐 |
いしきり |
剥片(はくへん)の一部を鋭(するど)く尖(とが)らせて作った石の錐(きり)です。動物の皮や骨・角・牙(きば)などに穴を開けるために使われました。竹ノ内遺跡[宮崎市清武町]出土。 |
1 |
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78,79 |
石器 |
磨石 |
すりいし |
ドングリなどの植物質食料を砕(くだ)いたり、すり潰(つぶ)すために使われたと考えられる石器です。河原などに落ちている円礫が材料とされました。竹ノ内遺跡[宮崎市清武町]出土。 |
2 |
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80,81 |
石器 |
敲石 |
たたきいし |
石器の材料を取るために、石を打ち欠いたり、かたい木の実を叩(たた)き潰(つぶ)したりするのに使われたハンマーです。叩(たた)いた部分は凸凹(でこぼこ)になっています。竹ノ内遺跡[宮崎市清武町]出土。 |
2 |
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82 |
石器 |
石皿 |
いしざら |
表面が滑(なめ)らかにくぼんでいる大形で扁平(へんぺい)な石器です。磨石(すりいし)や敲石(たたきいし)と組み合わせて、ドングリなどの食料を加工するための受け皿として使われました。竹ノ内遺跡[宮崎市清武町]出土。 |
1 |
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83~88 |
石器〔錘(おもり)〕 |
打欠石錘 |
うちかきせきすい |
魚を獲(と)るための網(あみ)の錘(おもり)に使われた石器です。紐(ひも)を結びつけるために、両端(りょうたん)がえぐれています。海や川などの状況に応じて使い分けたようです。門川南町遺跡[門川町]出土。 |
6 |
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89,90 |
石器〔錘(おもり)〕 |
切目石錘 |
きりめせきすい |
打欠石錘と同様、漁網(ぎょもう)の錘(おもり)として使われたと考えられます。一般的な打欠石錘よりも軽いものが多い傾向があります。右葛ヶ迫(みぎくずがさこ)遺跡[宮崎市]出土。 |
2 |
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91,92 |
石器〔錘(おもり)〕 |
有溝石錘 |
ゆうこうせきすい |
打欠石錘や切目石錘と同様、漁網の錘として使われたと考れます。打欠石錘や切目石錘よりも厚みのある礫を素材としています。市納上(いちなわかみ)第4遺跡[川南町]出土。 |
2 |
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93~98 |
弥生土器 |
弥生土器片(比較用) |
やよいどきへん(ひかくよう) |
縄文時代が終わり、大陸や朝鮮半島(ちょうせんはんとう)との交流を通じて弥生土器(やよいどき)が生まれました。縄文土器と比較して、その違いを観察できるように、縄文時代学習キットに入れてあります。下那珂(しもなか)遺跡[宮崎市佐土原町]出土。 |
6 |
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99,100 |
木の実 |
ドングリ |
どんぐり |
木の実のサンプルとして食用にされていたマテバシイとスダジイのサンプルです。ドングリ類は当時の食料として重宝されました。 |
2 |
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